【ヒットメン】

我等の姉がまだブイブイ云わせてた頃の写真である。

この頃は毎日が…………。

スナイパーティ

我らが5人兄弟は一昨日の大仕事を終え 束の間のやすらぎに杯を交わす。

オレらはいつも長男ケネディーの一声で集い、そしてまた長男ケネディーの一声で散っていく。

「ケネ締め」。それがオレらの「ケジメ」である。

「てめぇら、宴もこれで終わりだ！にゃ～！」

【次男の驚き】

逃げ回っていた。

追われ今までの怪盗業務の中でも１、２位を争う位に昨日はヤバかった。

そんな中でも
「おまえ達！これを頂いて行くぜ！！」
と笑顔で語る兄を見て背筋が凍った…。

最強の夜王はどんなに追い詰められてもビビらない。

スナイプの確信

「親の顔なんて見たことねぇ」

幼き頃オレら兄弟を食わせてくれたのは長男ケネディーである。

寝付けないときケネディーはいつも寝る前に絵本ならぬ「ケネ本」を読んでくれた。

今でもケネディーが「ケネ本」を読んでる姿を時折目にする。そう、たまに涙さえも浮かべて。

「も、もしかしてオレらの父親って…」

『ひだまりの中で…』シスター著

〝アハハハハハ…〟

〝ウフフフフ…〟

〝キャッキャキャッキャ〟


多忙な兄のひとときの安らぎタイム。

〝あの頃を思い出すな…〟

こんな兄の顔は滅多に見れないわよ。